「今日は残業」と送ってきた夫→直後、リビングで鳴った古いスマホに、私の友人から届いた通知とは?

コラム

届いたのは帰るという連絡だけ

しかし、なんの説明もなく、夫から届いたのは一言だけでした。

「今から帰る」

それきり、夫からのメッセージは途絶えました。

友人とのチャットを開くと、最後のやりとりは先月交わした他愛のない雑談で止まっています。あの雑談の裏で、2人は連絡を取り合っていたのでしょうか。

テーブルに古いスマホと自分のスマホを並べて置き、玄関のほうばかり見ていました。

そして...

玄関の鍵が回る音がしたのは、それからしばらくたってからでした。

リビングに入ってきた夫は、テーブルの上の古いスマホに目をやり、上着も脱がないまま言いました。

「ちゃんと話すから、座って」

うなずいて、夫の向かいに腰を下ろしました。2つのスマホの画面は、どちらも暗いままです。

夫はまず、残業だと嘘をついたことを謝りました。けれど、友人と何をしていたのかを聞くと、言いかけて首を振ります。

「もう少しだけ待ってほしい。そのときに、全部話すから」

頭を下げたままの夫を見て、私は「分かった」とだけ答えました。問い詰めたい気持ちより、待ってみようという気持ちのほうが、少しだけ大きかったのです。

残業だと嘘をついてまで、夫は私の友人と何をしていたのか。そして、どうして今はまだ言えないのでしょうか。

(30代女性・事務職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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