
「落ち着いたら返す」から10日→「もう待つのやめるね」と打ちかけた私に届いた3件の間取り図
コラム
並んでいた「ペット可」
届いたのは、物件のページが3件でした。どれも間取り図が添えられていて、条件の欄には決まって「ペット可」と書かれています。最後に一言、「この中だと、どれがいいと思う?」。
ペットを飼いたいという話を、彼から聞いたことは一度もありません。彼が今の部屋に引っ越したのも、去年のことです。
10日間、肝心のことには何も触れなかった人が、いきなり部屋のことを聞いてくる。どう受け止めればいいのか分かりませんでした。
「どういうこと?」と送ると、少しして「今週末、会えたら話す。見てほしい場所もある」と返ってきました。
そして...
打ちかけていた「もう待つのやめるね」は、送信欄に残ったままでした。消すことも送ることも、どちらも違う気がしたのです。
3つの間取り図を、何度も見比べました。駅からの距離も、家賃も、どこに住むつもりなのかも、私には分かりません。
10日間の沈黙と、このリスト。彼はどこで、どんな暮らしを考えていて、私に何を話そうとしているのでしょうか。
(20代女性・ウェブデザイナー)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)




























