「返信早いね」と送った私に「早いとだめなの」とむくれた彼→翌日から既読はぴったり1時間後に

コラム

「そっちも既読つくの早すぎ」と言われ、思い切って理由を聞いた私に、彼は「でも笑われそうだから、ちょっと待って」と返してきました。
手の中のスマホが、送信して数秒で震えました。画面には、付き合って5か月になる彼からの返事が届いています。いつものやりとりのつもりで軽い一言を打ち返したのですが、その一言を境に、彼の返事のリズムが変わっていきました。

からかうつもりだった一言

彼はとにかく返信が早い人です。仕事終わりにメッセージを送ると、1分もしないうちに既読がつき、すぐに返事が届きます。その日も、夕飯の写真を送った直後に「うまそう。俺も腹減った」と返ってきました。

ちょっとからかいたくなって、「返信早いね」と送りました。いつもなら「だろ」くらいで流してくれるはずでした。

ところが、返ってきたのは「早いとだめなの」。いつもの「笑」もついていません。私が慌てて謝るスタンプを送ると、少し間を置いて「べつに」とだけ届きました。

いつも1時間後につく既読

翌日から、彼の既読のつき方が変わりました。仕事の合間に送ったメッセージに既読がついたのは、ちょうど1時間後。次に送った分も、やはり1時間後に既読がつき、そこから数分でいつもどおりの明るい返事が届くのです。
送ってから既読がつくまでは、どれもほぼ1時間でした。返事の中身は普段の彼なのに、間だけがぴったり空いている。その規則正しさが、かえって落ち着きません。
3日目、彼からこんなメッセージが来ました。「そっちも既読つくの早すぎ。もうちょいゆっくりでいいよ」
早く読むのは迷惑だったのでしょうか。何が気に障ったのか、見当がつきません。メッセージ欄に「最近ずっと1時間後に既読つくよね。なんかあった?」と打ち込み、送信ボタンの上で親指を浮かせたまま、私は画面を見つめていました。

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