
一緒に食べた帰りの電車でも届いた彼の「ごはん食べた?」→分までそろった時刻に毎日届く一言の正体
コラム
向かい合って定食を食べた帰りの電車でも、彼からの通知は鳴りました。思い切って送った質問に、彼が返してきたのは短い一言でした。
職場の休憩室の椅子に腰を下ろすのと同時に、スマホの通知が鳴りました。表示されたのは、付き合って半年になる彼からの「ごはん食べた?」。昨日も一昨日も、同じ文面が同じ時刻に届いていました。
5時間おきの通知
彼とは住んでいる駅が3つしか離れていません。けれど勤務時間が合わず、ゆっくり会えるのは休みが重なる日くらいでした。付き合い始めて少ししたころから、彼からのメッセージは「ごはん食べた?」が中心になりました。
届くのは1日2回で、1回目から2回目までは、いつも5時間でした。履歴をさかのぼると、送信時刻は分までそろっていました。雨の日も、私が休みの日も同じです。
私が「うん、食べたよ」と返すと、彼からは「えらい」とスタンプが1つ。やりとりはそこで終わり、次の日にはまた同じ文面が届きました。
うれしかったのは、最初の1カ月くらいだったと思います。決まった時刻に、決まった一言。通知を開く前から、中身が分かるようになっていました。
一緒に食べた帰りの電車で
休みが重なった日、駅前の定食屋で向かい合って生姜焼きを食べました。改札で手を振って別れ、電車に乗ってすぐ、スマホが鳴りました。
「ごはん食べた?」
さっきまで向かいに座っていた彼からの、いつもの文面でした。
「さっき一緒に食べたよね?」
私はそう返しました。少しして、彼から「そうだった、ごめん」と返ってきました。謝られたのに、私はスマホをかばんの奥にしまいました。この一言は、私がどこで何をしていても同じように届くのだと思ったのです。
その日から、私の返信は「うん」かスタンプだけになりました。彼の文面は変わりませんでした。
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聞いてしまった質問





























