「冷蔵庫の中、何もないな」と言った彼→数日後、洗面台の下に押しこまれていた3本の柔軟剤

コラム

開けないでと言われたボトル

振り返ると、彼がドアのところに立っていました。
彼の目は、私の手にあるボトルに向いています。
「それ、まだ開けないで」
いつもより少し早口でした。
「なんで3本も買ったの」
彼は答えずに近づいてきて、私の手からボトルをそっと取りました。
残りの2本も袋に戻し、元の場所へしまい直します。
「次の休み、空けといて」
それだけ言うと、彼は袋を置いたまま洗面所を出ていきました。

そして...

台所に戻り、なんとなく冷蔵庫を開けてみました。
中には、あの日と同じように卵と調味料くらいしか入っていません。
買い物に行けていない私を責めたわけではないと、彼は言いました。
それなら、空の冷蔵庫の前で何を思っていたのでしょう。
柔軟剤は、なぜ3本も必要だったのか。
彼に聞けば済む話なのに、出ていく背中に声をかけられませんでした。
次の休みに何が待っているのか、私はまだ聞けずにいます。

(30代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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