
「お前の家族に嫌われてる」と言った彼が、喫茶店で父に「1つだけ聞いてもいいですか」
コラム
画面に並んでいた言葉
画面には、あの日の食事のあとに両親が送り合ったメッセージが並んでいました。
母は「礼儀正しくて、いい人だったね」と書いています。
父のメッセージは、短いものでした。
「あの男なら任せられる」
父がそんな言葉を書いていたとは、私も知りませんでした。
彼は画面を見つめたまま、しばらく顔を上げません。
やがて彼は、父に向かって言いました。
「1つだけ聞いてもいいですか」
そして...
父は「何でも聞いてくれ」と答え、私のほうを見ます。
「少し、外で待っていてくれるか」
店の外から窓越しに見ると、彼は背筋を伸ばして、父に何かを話し始めていました。
人通りの多い歩道まで、2人の声は少しも届きません。
途中で、父が目を丸くして額に手を当てるのが見えました。
店から出てきた彼に「何の話だったの」と聞くと、返ってきたのは「お父さんに嫌われてなかった話」という一言だけでした。
両親にあれほど認められていたのに、彼はなぜ嫌われていると思いこんでいたのでしょうか。
(30代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)






























