
「お前の家族に嫌われてる」と言った俺が、彼女の実家の廊下で聞いた電話
コラム
任せられる
「礼儀正しくて、いい人だったね」
「あの男なら任せられる」
お母さんとお父さんのやりとりは、それだけでした。
読み終えても、しばらく顔を上げられません。
「1つだけ聞いてもいいですか」
お父さんは「何でも聞いてくれ」と答え、彼女に外で待っていてくれと頼みました。
俺は廊下で聞いた電話のことを、そのまま話しました。
お父さんは目を丸くしてから、額に手を当てます。
「あれは、友人の娘さんの相手の話だ」
相談を受けて、つい熱くなってしまったのだそうです。
そして...
「あの日、廊下で足音がしたのは君だったのか」
お父さんはそう言って、俺に頭を下げました。
半年も1人で抱えさせて悪かった、と。
店を出ると、彼女が「何の話だったの」と聞いてきました。
「お父さんに嫌われてなかった話」とだけ答えると、彼女は少し不満そうに眉を寄せます。
嫌われていると思いこんでいましたが、今は安心して彼女の実家に行っています。
(30代男性・会社員)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)






























