
「俺の給料で満足しろ」と言った俺→彼女の昇進祝いの個室で、同僚の前でありがとうと言われた
コラム
個室で下げた頭
「家で待っていてくれた人に、ありがとうと言いたいです」
同僚たちが、一斉にこちらを振り返りました。反対していた俺に、なぜ彼女がそう言うのか分かりません。
気づけば、俺も椅子から立ち上がっていたのです。
「ずっと反対していました。すみませんでした」
彼女のほうを向いて、深く頭を下げました。個室の話し声がやみ、顔を上げると、上司が小さく拍手をしてくれているところでした。
彼女は少し驚いた顔をしてから、ゆっくりと席に座ったのでした。
そして...
帰りの電車で、彼女は膝の上の花束を見つめていました。窓に映る横顔は、どこか楽しそうにも見えました。
「来週、一緒に行ってほしいところがある」
どこに行くのか聞いても、彼女は「行けば分かる」としか言いませんでした。
「俺の給料で満足しろ」と言った俺に、なぜ彼女はありがとうと言ったのか。来週、彼女は俺をどこへ連れて行くつもりなのでしょうか。
(30代男性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)




























