「夫婦なんだから妻が我慢しろ」と台所で言った夫と注文の多い義父→2泊の最後の食事の席で起きたこと

コラム

駅までの見送り

「俺がやるから、それでいいんだよ」
夫はそう言うと、義父の湯のみにお茶を注ぎ足します。義父は何か言いたそうな顔をしていましたが、それ以上は続けません。
翌日、2人で義父を駅まで送りました。改札の向こうに義父の背中が消えると、夫は小さく息を吐きます。
「この前は、ごめん」
聞き返す前に、夫は駐車場のほうへ歩き出していました。台所での言葉を謝ったのか、義父が泊まっていた間のことを謝ったのか、どちらとも取れる言い方でした。

そして...

帰りの車の中で、夫はほとんど話しませんでした。ハンドルを握る横顔は、2日分の疲れがそのまま残っているように見えます。
妻が我慢しろと言った人が、そのあと私の代わりに動き続けていたのはなぜなのか。あの日、夫があれほど大きな声を出した理由を、私はまだ聞けずにいます。

(30代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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