同棲中の彼が私のバッグを勝手に売った→クローゼットの前で差し出されたレシートに怒りが止まらない

コラム

同棲中の彼が差し出したのは、リサイクルショップの買取のレシート。ボーナスや誕生日の思い出が詰まったバッグの名前が並ぶ紙を前に、彼は「もう使った」とだけ言いました。

クローゼットの上の棚に手を伸ばしたとき、指先が空を切りました。いつもならそこに、保存袋に入ったバッグが並んでいるはずです。同棲している彼に聞けば分かると思ったのですが、返ってきたのは予想していない答えでした。

「ああ、あれ?売ってきたよ」

リビングにいた彼に「上の棚のバッグ、知らない?」と声をかけると、彼はスマホから顔も上げずに答えました。

「ああ、あれ?売ってきたよ」

聞き間違いかと思い、もう一度聞き返しました。彼は少しだけ首をかしげて、こう続けます。

「場所取るし、全然使ってないでしょ」

棚にあったのは4つのバッグ。どれも私が自分のお金で買ったものです。彼の物ではないし、売っていいかと聞かれた覚えもありません。

「勝手に売ったってこと?」

自分の声が、思っていたより大きく部屋に響きました。

渡されたのは1枚のレシート

彼は立ち上がってクローゼットの前まで来ると、財布から折りたたんだ紙を取り出しました。リサイクルショップの買取のレシートです。

「ほら、ちゃんと値段ついたよ」

見覚えのあるバッグの名前が4つ並び、その下に合計3万8000円と印字されていました。

一番上にあったのは、初めてのボーナスで買ったもの。それ1つだけでも、この金額よりずっと高かったのに。紙を持つ手に力が入り、端がくしゃりと折れました。

「このお金は?」

彼は財布をポケットにしまいながら、あっさり答えました。

「もう使った」

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