
「何に使ったの?」同棲中の彼女のバッグを売った3万8000円→俺がトランクから持ってきた物
コラム
片付けたつもりで売った彼女のバッグと、そのお金で帰り道に手に入れた物。「何に使ったの?」と聞かれた俺は、説明する代わりに車の鍵をつかんで駐車場へ向かいました。
事の始まりは、その数日前。リサイクルショップのカウンターに、保存袋ごとバッグを4つ並べました。値段がつくたびに、店員さんの電卓の数字が増えていきました。片付けのついでの臨時収入くらいにしか、そのときは考えていなかったのです。
使わない物は手放すのが当たり前だった
俺はキャンプが趣味で、道具を買い替えるたびに、古いものを同じ店に持ち込んでいます。使わない物を置いておくより、次に使う物のために場所とお金を空ける。それが当たり前だと思っていました。
クローゼットの上の棚には、同棲している彼女のバッグが保存袋に入ったまま並んでいました。彼女が出かけるときに持っているのは、いつも同じ通勤用のバッグ。棚のものに手を伸ばす姿は、ここしばらく見た覚えがありません。
だから彼女が仕事に出ている日に、棚から4つを下ろして車に積みました。
ちょうど欲しかった物に手が届く金額
買取の合計は3万8000円。レシートを財布にしまいながら頭に浮かんだのは、前から目をつけていたテントでした。値札は4万円ほどで、少し足せば届きます。
その足でアウトドアショップに寄り、テントを買って、箱のままトランクに入れました。彼女のバッグを売ったお金だという感覚は、ほとんどありませんでした。
次のページへ
「もう使った」と答えた俺





























