「専業主婦なんだから完璧にしろよ」と怒鳴る夫。家事と育児を任せて実家から戻ると、玄関の先に広がる光景

コラム

ドアの向こうで待っていた光景

ドアを開けた瞬間、足元に積み木が転がっていました。リビングでは、おもちゃ箱の中身がすべて床に出ています。ローテーブルには飲みかけの麦茶と、開けていないカップ麺。シンクには食器が積まれたまま、洗濯物の山は出かけたときより高くなっていました。

ソファでは、息子が夫の膝を枕にして眠っています。家を出たときと同じTシャツのまま、髪を乱した夫が私を見上げました。

「おかえり」

かすれた声でした。部屋をひと通り見回してから、私は口を開きます。

「1日家にいたのに、完璧じゃないね」

あの日に言われた言葉を、形を変えて返しただけです。夫も部屋を見回し、何か言いかけて口を閉じました。

そして...

夫は息子の頭をクッションへ移し、脇にもクッションを添えて立ち上がりました。「ごめん。俺、ずっと勘違いしてた」。積み木を拾い始めた夫の隣に、私もしゃがみました。

「じゃあ、お風呂は毎日お願いね」

少し間を置いて、そう伝えました。夫はうなずくだけで、それ以上は何も話しません。あれから、お風呂は夫の担当です。

あれほど完璧を求めていた夫は、私のいない1日で、何を勘違いしていたと気づいたのでしょうか。

(30代女性・専業主婦)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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