「田舎の女は無理」と送ってきた彼→4日目、実家の母から「今日、彼氏さんがうちに来たよ」

コラム

仕事帰りの電車で、さっき送ったメッセージの下に彼からの返信が届きました。付き合って2年、いつか話さなければと思っていた地元のことを、ようやく打ち明けたところでした。返ってきたのは、思っていたよりずっと短い答え。

地元の話に返ってきた一言

数日前、実家の父から電話がありました。「そろそろこっちに帰ってこないか」。小さな町で畑を続けている父も、もう60代の半ば。すぐに決められる話ではないけれど、彼には先に伝えておきたかったのです。

父の電話から数日たった仕事帰り、電車に揺られながらメッセージを2通送りました。

「お父さんに、そろそろ帰ってこないかって言われた」

「もし私が地元に戻ったら、一緒に来てくれる?」

返信が来るまでには、少し間がありました。画面に表示されたのは、たった一言。

「田舎の女は無理」

絵文字も、続きのメッセージもありません。何度読み返しても、意味は変わりませんでした。

「そっか。わかった」

それだけ返して、スマホをかばんの奥へしまいました。

鳴るたびに伏せた画面

その日から、彼からのメッセージは途絶えました。私からも送っていません。

通知が鳴るたびに画面を確かめては、仕事の連絡だと分かって伏せる。そんなことを繰り返すうちに、3日が過ぎていきました。

生まれ育った町を、彼はあの一言で片づけた。父が毎年汗をかいて育てる野菜も、母が送ってくれる段ボールも、まとめて「無理」の中に放り込まれた気がしていたのです。

4日目、会社の休憩室で紙コップのコーヒーを手にしていたとき、母からメッセージが届きました。通知に見えていたのは、「今日、彼氏さんが」という書き出しだけでした。

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