「お前とは将来が見えない」と送ってきた彼に、本棚の奥の手帳を撮って送った夜

カップル

既読のあとに届いた2通

既読はすぐにつきました。けれど、返事は届かないままでした。

床に置いたスマホの画面が暗くなるたび、指で触れて明るくし直しました。今頃、写真を拡大して見ているのだろうか。それとも、重たいと思われたのだろうか。

送った写真を見返すと、ページのいちばん下に小さく書いた「形になったら、話す」まで写り込んでいました。送信を取り消そうか迷っているうちに、通知が鳴りました。

「え、これ全部ひとりでやってたの?」

続けて、もう1通届きました。

「ごめん、さっきのは取り消させて。今度会ったとき、俺の話も聞いてほしい」

そして...

「うん、聞く。私もちゃんと話すね」とだけ返しました。

手帳は本棚に戻さず、机の真ん中に置きました。ページのいちばん下の「形になったら、話す」に線を引き、その横に「次に会ったら、話す」と書き直しました。

ただ、彼の最後の一言が引っかかったままでした。俺の話とは、何のことなのか。将来が見えないと送ってきた彼のほうにも、まだ聞かされていない何かがあったのでしょうか。

(20代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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