「ノリで付き合った」と送った彼→一晩悩んだ私が、会社の休憩室で送ったメッセージ

コラム

1分もかからずに届いた返信

次の日、会社の休憩室で、ようやく短いメッセージを送りました。責める言葉も、別れの言葉も選びませんでした。

「私は、ノリじゃなかったよ」

既読はすぐにつきました。1分もかからずに、返信が2通。

「うん。返事、ずっと待ってた」

「今度はノリじゃなくて、ちゃんと言いたいことがある。会える?」

ずっと待ってた、の部分を指でなぞりました。続きも電話もなかった間、彼も画面を見ていたのだろうか。冷たいと思い込んでいた沈黙の意味が、少しだけ揺らぎました。

そして...

仕事帰りに、駅の改札前で彼と待ち合わせました。目の下にうっすらくまを作った彼は、私の前に立つと頭を下げました。

ゆっくり顔を上げた彼が、息を吸うのが分かりました。改札を抜けていく人の流れの中で、私は黙って次の言葉を待ちました。「ちゃんと言いたいこと」が何なのか、そのときの私はまだ知りませんでした。

どうして彼は、2通だけ送ったあと、何も足さずに待っていたのでしょうか。

(20代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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