
告白の理由を聞かれた俺→返した2通とは別にあった想い
コラム
通話ボタンを押さずに画面を閉じたのは、かける勇気がなかったからではありません。かばんの内ポケットには、彼女にまだ見せていない紙が1枚入っていました。
彼女の元に届いたのは、2通の短いメッセージだけです。そこから先は、返事が来るまで何も送らないと決めていました。
バーベキューの帰り道
彼女と付き合い始めたのは半年前です。友人の家でバーベキューをした日、片付けの途中で友人に「今言っとけって」と肩をたたかれました。その勢いのまま、駅までの道で「付き合ってみる?」と口にしたのが始まりです。
半年の間に、勢いで出た言葉のほうが、後から本当になっていきました。最近は、2人で住める部屋の間取り図を印刷して、かばんの内ポケットに入れていたほどです。
そんな頃に届いたのが、このメッセージでした。
「ねえ、なんで私に告白してくれたの?」
メモアプリに移した文章
最初に打ったのは、「笑った顔がいいなと思ったから」という、聞こえのいい答えでした。けれど、あの日そこまで考えて告白したわけではありません。
書き直すと、文章はどんどん長くなりました。勢いで告白したこと、今は本気だということ、一緒に住む部屋を探していること。読み返すほど、許してもらうための前置きに見えてきました。
始まりのことだけは、飾らずに伝えたい。そう思って2通だけ送りました。
「正直に言う」
「ノリで付き合った」
打ち始めてから送るまでに、20分ほどかかっていました。
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表向きに置いたスマホ




























