「誰かに吹き込まれた?」と送った俺→彼女からの同棲の誘いを素直に喜べなかった理由

コラム

吹き込んだのは俺だった

「なにそれ。自分で考えたんだけど」

画面を開いたまま、入力欄に言い訳を打っては消しました。「そういう意味じゃなくて」「ちょっと気になっただけ」。どれを送っても、頼みごとをした側が相手を疑った事実は変わりません。今頃、彼女はあきれて画面を閉じているのだろうか。

冷蔵庫の麦茶を1杯飲み干してから、ようやく送りました。

「ごめん。吹き込んだの、俺なんだ」

「あいつに、それとなく聞いてみてって頼んだ」

「なんでそんな回りくどいことするの?」

「前に、まだいいかなって言われたから」

送ってしまってから、彼女のせいにしているようにも読めると気づきました。次に届いたのは、スクリーンショットが3枚と短いメッセージです。

「これ、先月から保存してたやつ」

どれも、2人の駅の間にある町の物件でした。1年前に俺が保存したページと、同じ駅名が並んでいました。気づいたときには、通話ボタンを押していました。

そして...

電話で決めた内見の予約は、今度は俺から入れました。ブックマークの古いフォルダは、まだ消していません。同期へのお礼のメッセージも、書きかけのまま送れずにいました。

(20代男性・メーカー勤務)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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