結婚相談所の担当者として、私が条件外の人を紹介し続けた理由。入会の日、彼女が楽しそうに話していたこと

コラム

余白に書いていた一言

3人目と会ったあと、面談の予約が入りました。席に着くなり、彼女は言いました。

「担当を替えていただけませんか」

不信感を持たせたのは、何も説明しなかった私です。ファイルから入会の日の面談シートを取り出し、テーブルに置きました。

「その前に、最初の面談の日のこと、覚えていますか」

彼女はしばらく黙ってシートを見ていました。余白の文字は、彼女の側からは逆さまです。読めなければ、あの日の話をするつもりでした。

そして...

話し終えると、彼女は小さく言いました。

「そういえば、3人とも行きたいところを私に聞いてくれました」

書いてもらった条件が間違っているとは思っていません。ただ、選ぶのが好きな人だから、その選択を一緒に楽しめる人に会ってほしかった。そう伝えると、彼女は自分で書いた「年下の人」のところを指で軽くたたきました。

担当を替える話は、その日は出ませんでした。数日後、3人目の彼ともう一度会ってみると連絡がありました。

(40代女性・結婚相談所カウンセラー)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

  • X
  • Line