「お前の隣の男、誰?」付き合って2年、初めて私を「お前」と呼んだ彼→届いたのは忘年会の座敷の写真

コラム

答えの代わりに届いたもの

画面を表に返すと、彼の名前の下に、一言だけが表示されていました。

「今度会ったときに話す」

どこで見たのか、という問いへの答えはありません。「怒ってる?」と打ちかけて、消しました。今それを聞いたら、責めているように読まれる気がしたからです。

「わかった」

それだけ送って、部署のチャットを開きました。メンバーの名前を上から順に眺めても、彼とつながりのありそうな人は思い当たりません。先輩が写真を共有したのは、忘年会が終わった直後。見られるのは部署の人だけのはずでした。

そして...

週末、会うなり彼は「お前」と送ったことを謝りました。私は「あれはちょっと怖かった」とだけ返しました。

彼がスマホを取り出しかけたので、私は首を振りました。謝ってくれた直後に写真の出どころまで確かめたら、今度は私が彼を疑う側になる気がしたのです。代わりに、隣の後輩のことだけを話しました。

「その子、私が1年教育係をしてた後輩なの」

彼は少し考えてから、「そっか」と笑いました。その日は、いつもどおり2人で夕飯を食べて帰りました。

彼は、この写真をどこで見たのか。そして、いつもは優しい彼が、どうして初めて私を「お前」と呼んだのでしょう。

(20代女性・事務職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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