「ちなみに、手ってどれくらいの大きさ?」と彼女に聞いた俺が、指輪の話のあと返事をしなかった事情

コラム

スマホの検索履歴に並んでいたのは、「初めての誕生日、プレゼント、定番」という言葉でした。プレゼント選びは昔から苦手で、母の誕生日にも毎年同じ店のハンカチを渡しているほど。彼女の「ハンドクリームがいいな」だけでは、どうしても足りない気がしていたのです。

ハンドクリームだけでいいのか

「誕生日プレゼント何がいい?」

誕生日の数週間前、そう送ると、彼女から「ハンドクリームがいいな」と返ってきました。俺は「了解」と返したものの、付き合って初めての誕生日にハンドクリームだけでは、気持ちに見合わない気がします。

検索してみると、定番として出てくるのは指輪ばかり。これだと思いました。驚かせたいので、彼女には聞けません。問題は、彼女の指のサイズが分からないことでした。

遠回しに聞いた2つの質問

考えた末に、3日後、遠回しに聞いてみることにしました。

「ちなみに、手ってどれくらいの大きさ?」

その夜届いたのは、ボールペンと並べた彼女の手の写真。拡大しても、指輪のサイズにつながる情報は何もありません。「ペンと比べられても分からなかった」と、正直に送るしかありませんでした。

失敗だけは避けたくて、数日後にはもう1つ聞きました。

「もらって困ったプレゼントってある?」

彼女から返ってきたのは、予想していない答えでした。

「サイズの合わない指輪かな」

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