
「ねえ、どうして毎回天気を送ってくれるの?」と聞かれた僕→「実は」から打ち明けた、2回目のデートの雨
コラム
数字だけのおやすみを、彼女は几帳面な性格のせいだと思っていたようです。本当の理由を打ち明けるメッセージは、「実は」から始まりました。
送信ボタンを押してから、僕はしばらく画面を見つめていました。付き合って4か月の彼女に、いつもの数字ではなく、初めて質問を送ったからです。返事が来るまで、余計なことを書いたかもしれないと迷っていました。
2回目のデートの帰り
彼女とは友人の結婚式の二次会で知り合いました。
2回目のデートの帰り、駅を出ると外はどしゃ降りでした。僕が傘を広げると、彼女は笑って言いました。
「大丈夫、家まで走れば平気」
止める間もなく、彼女は雨の中へ駆けだしていきました。あとで聞くと、傘を持って出るのをよく忘れるのだそうです。数日後、彼女はかすれた声で「ちょっと風邪ひいた」と電話をくれました。
次のデートでも、その次でも、彼女の手に傘はありませんでした。気が気でなかったのは、僕のほうです。
数字しか送れなかった
「傘持っていきなよ」と毎回言うのは、口うるさい気がしました。付き合いたてで、細かい男だと思われるのも怖かったのです。
そこで、おやすみに降水確率だけを添えることにしました。数字を見れば、雨の日は彼女も傘を思い出すかもしれません。
「明日は10%。おやすみ」
「明日は30%。おやすみ」
彼女からは「おやすみ」とだけ返ってきました。経理の仕事をしているせいか、几帳面な人だと思われているのは何となく分かっていました。それで構わない、と自分に言い聞かせていました。
ただ、80%を超える日が来たら、数字だけで済ませないと決めていました。
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80%の日




























