「30日分、見てほしいものがある」と送った僕→ノートの右の列に、30日間書き続けていたこと

コラム

30日目の写真

点数について何か言えば、彼女は答えにくくなるかもしれない。だから返事は、いつも同じにしていました。
それが彼女を不安にさせていたとは、知りませんでした。
30日目、表が最後の行まで埋まりました。並んだ点数を見返すと、40の次の日から少しずつ上がっていました。それが自分のおかげだとは思いません。ただ、何も考えずに過ごした30日ではなかったと、伝えたくなりました。
「30日分、見てほしいものがある」
そう送ってから、ノートの写真を添えました。

そして...

既読がついてから、返事が届くまでにはずいぶん時間がかかりました。
「右の列、全部読んだ」
続けて、もう1通。
「試されてるんだと思ってた。ごめん」
僕のほうこそ、何のための点数か説明していませんでした。「言わなくてごめん」と返すと、少しして彼女から新しいメッセージが届きました。
「じゃあ明日から、私も訊く。今日は何点?」
毎日の「今日は何点?」は、彼女を採点するためではなく、その日の僕に点をつけるための質問でした。

(20代男性・公務員)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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