
「笑うなよ。理由、あるんだから」と言った僕→長いメッセージだけを正座で翌日に読んでいたわけ
コラム
コンビニから届いた長文
週末、彼女が泊まりに来た日のことです。飲み物を買いに出た彼女から、「いつもありがとう。今日は言いたいことがあって」で始まるメッセージが届きました。
部屋には僕ひとりで、時間もありました。すぐにラグの上で正座をして、両手でスマホを持ちました。
読み進めるうちに、玄関の音には気がつきませんでした。後ろから吹き出す声が聞こえたのは、ちょうど最後まで読み終えたときです。
振り向くと、彼女が笑っていました。「見られた」と言うのがやっとで、耳が熱くなりました。
そして...
僕はスマホを伏せて、膝の上で両手をそろえました。「笑うなよ。理由、あるんだから」
祖父のこと、祖母の手紙のこと、彼女の長いメッセージを全部保存して読み返していること。順番に話すと、彼女は笑うのをやめて、「じゃあ、これからも長く書くね」と言いました。
彼女に笑われたあの正座は、祖父が50年、祖母の手紙を読むときだけにしていた姿勢だったのです。
(20代男性・公務員)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)






























