「今日も自習室来た」と息子から届いた写真→奥の壁のカレンダーは、10月なのに、梅雨の6月でした

コラム

最後に送った3通

何度か書き直して、最後に送ったのは次の3通です。

「嘘をつかれたのが一番悲しい」

「どこにいるか分からないと、何かあった時に助けに行けないでしょ」

「自習室にいなくてもいいから、帰りが遅くなる時はどこに行くか教えて」

しばらくして、息子から「わかった。ほんとにごめん」と返ってきました。

玄関のドアが開き、息子が帰ってきたのは、それからまもなくのことです。

「ただいま」

「おかえり。ごはんあるよ」

私がそう返すと、息子は目を伏せたまま、洗面所へ向かいました。それ以上のことは、こちらからは聞きませんでした。

そして...

それから、息子が自習室に寄る日は減りました。その代わり「今日は友達とカラオケ寄ってから帰る」と、行き先を先に送ってくるようになったのです。

「了解。気をつけてね」と返すのも、いつの間にか当たり前になっていきました。帰ってきた息子が、笑いながら友達の話をしてくれる日も増えました。

友達と思いきり遊べるのは、きっと今だけ。これでいいのだと思えました。

たまに届く自習室の写真には、ぶどうと栗の絵の10月のカレンダーが写るようになりました。ただ、1つだけ気になっていることがありました。あの6月の写真を撮った頃、息子は本当に毎日自習室に通っていたのだろうか、と。

(40代女性・パート)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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