「3か月だけ、待ってほしい」とエレベーターで頼んだ俺→会社の掲示板に出ていた、自分の部署の知らせ

コラム

自分の部署がなくなると聞いた日から、俺は彼女に言えないことを抱えていました。エレベーターで頼んだ3か月の意味を話します。

会社の掲示板に、自分の部署を来年で閉じるという知らせが出ていました。学生時代から勤めてきた会社です。その日から俺は、付き合って2年になる彼女の顔を、まっすぐ見られなくなりました。

口にしてしまった一般論

居酒屋で彼女が同期の転職の話を始めたとき、俺は転職サイトの登録を済ませたばかりでした。
「転職する女は落ち着きがない」
自分の焦りを、彼女の話にぶつけるように言ってしまったのです。
「それ、私のこと?」
「一般論だよ」
2回の転職を経てチームを任された彼女が、まぶしく見えていました。
同じ会社にしがみついてきた自分が、急に小さく思えたのです。
駅までの帰り道、彼女が少し後ろを歩いていることには気づいていました。

断り続けた週末

週末の約束を断っていたのは、面接に通うためです。
何社か落ちたあと、転職の仲介会社に紹介されたのが彼女の会社でした。
最終面接で、配属先のリーダーが彼女だと分かりました。
辞退も考えましたが、彼女が働きやすいと話していた職場を、自分の目で見てみたかったのです。
受かったと伝えれば、彼女は喜ぶより先に心配すると思いました。
内定のあと、付き合っていることは人事に正直に伝えました。
試用期間が終わったら改めて届け出て、配属を話し合おうと言われています。

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リーダーと呼んだ日
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