
2年ぶりに元恋人へ「今の彼氏とうまくいってる?」と送った俺が、返事のあとに打っては消した本音
コラム
打っては消した本音
届いてすぐに開きました。「うまくいってる」。分かっていたはずの答えなのに、画面から目を離せませんでした。
どうしたのかと聞かれても、正直には答えられません。この2年ずっと1人だったこと、別れたことを後悔していること。打ちかけては、恋人のいる相手に送る文面ではないと消しました。
かといって、何もなかったように終わらせるのも悔しい。未練があると思われたくなくて、残したのは1行だけでした。
「よかった。やっと、別れてよかったって思えた」
本当は、一度も思えたことのない言葉でした。
そして...
返ってきたのは、「それ、どういう意味?」でした。
読み返して、初めて気づきました。自分が送ったあのメッセージは、別れて正解だったと言っているようにも読めます。強がったつもりが、元恋人を突き放す言い方になっていました。
謝ろうとして、打ちかけた文面を消しました。本当のことを書けば、今度は未練を打ち明けることになります。迷った末に送ったのは、これだけでした。
「変な意味じゃないよ。ずっと気になってただけ。元気でね」
既読はつきましたが、それきり返事はありませんでした。
カードは資源ごみの袋に入れかけて、結局段ボールの底にしまいました。チャットには、思ってもいないメッセージが残ったままです。ガムテープを手に取り、次の段ボールの口をふさぎました。
(20代男性・会社員)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)































