
言われた時刻どおりに義実家へ着いた私に「お嫁さんは重役出勤ねえ」→義母が私にだけ送っていた時刻
ライフスタイル
誰にも言わずに決めたこと
画面の文字を、しばらく見つめていました。夫に「お盆って、何時に集合だっけ」とだけ聞くと、夫はグループチャットを開いて、1時間早い時刻を読み上げました。聞いた理由は、夫には話しませんでした。
義母に問いただしても、きっと「勘違いさせたかしら」と笑われて終わる。それなら、あの1時間に何があるのかを、自分の目で確かめたい。教えられた時刻ではなく、本当の時刻に行く。そう決めて、返信には「分かりました」とだけ打ちました。
そして...
お盆の日も、夫は仕事で後から来ることになっていました。本当の集合時刻より少し早く、1人で義実家の引き戸を開けました。廊下に出てきた義母は、私を見て足を止めました。
「……今日は、早いのね」
義母は何か言いかけて、一度口を閉じました。
「恥をかかせてしまって、ごめんなさいね」
「次からは、本当の時間を教えてください」
少し間を置いてそう返し、靴をそろえて自分から台所へ向かいました。私にだけ遅い時刻を送り、お正月の居間では目をそらした義母。あのとき、何を思っていたのでしょうか。
(30代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)































