「いま電話できる?」と送ったのに、親友の折り返しに出なかった私。「ありがとね」と返した本当の理由

コラム

謝る親友からもらった言葉

翌朝、書類を広げたままの机で着信音が鳴りました。

「昨日、本当にごめん」

親友の必死な声に、思わず小さく笑ってしまいました。

「もう大丈夫」

何があったのかを聞かれても、それしか言えません。すると親友が言いました。

「これからは、何回でもかけ直すから」

夢を追う途中でつまずいても、何度でも電話をかけ直してくれる人がいる。決めるのは自分でいいのだと、そのとき思えたのです。

「ありがとね」

電話を切ってすぐ、書類に名前を書き、その日のうちに手続きを済ませました。救われたのは、謝っていた親友ではなく私のほうでした。

そして...

あれから2か月。退職の日も決まりました。親友は今も電話のたびに「あのときはごめんね」と謝り、私は「まだ言ってる」と笑ってしまいます。会って直接伝えたくて、この前は「今度、ちゃんと話すね」とだけ伝えました。

次に会う約束の日には、合格通知と、親友のために焼いたマドレーヌを持っていきます。

(20代女性・会社員)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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