「シングルマザーとは付き合えない」と言った彼→2週間後、家に来て息子と2人で内緒話をしていた

コラム

ガラス戸の向こう

ガラス戸の向こうの声は、ほとんど聞こえませんでした。息子はソファに座ったまま、彼の頭を見下ろしています。しばらくして、息子が小さくうなずいたのが見えました。
お茶を運んでいくと、2人はもうプリンの箱を開けていました。彼は何事もなかったように、息子のゲームの話にあいづちを打っています。
帰り際、彼は玄関で息子に「また来るよ」と言いました。私に向けられたのは「今日はありがとう」だけです。
ドアが閉まってから、息子に聞きました。
「さっき、何を話してたの?」
「内緒」
息子はそれだけ言って、自分の部屋に入ってしまったのです。

そして...

あの日から、息子は彼の話をよくするようになりました。こちらから聞いても、返ってくるのは「内緒」だけです。
シングルマザーとは付き合えないと言った人が、なぜ息子に頭を下げたのか。ガラス戸の向こうで交わされた言葉を、私だけが知らないままでした。

(30代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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